夏が来るたびに「食べたーい!」と思いながら今まで一度も食べられていなかったもの、それが今回ご紹介する「日光天然氷のかき氷」。
昨年は「食べるぞー」と意気込んでお店に向かった時には”氷が切れたため、今シーズンの販売は終了しました”との張り紙が・・・
今年は無事、氷が切れる前に実食することができました。
「日光天然氷のかき氷」を販売しているのは、ソラマチ4階にある「とちまるショップ」。いわゆる栃木のアンテナショップで、「日光天然氷のかき氷」の販売はもちろん餃子やレモン牛乳、地元のお酒など様々な栃木の名産品を購入することができます。
「日光天然氷のかき氷」とはなんぞやというと、当然ながら日光産の”天然氷”で作ったかき氷のこと。
調べてみるまで、僕自身は「天然氷=天然水で作った氷」位にしか思っていなかったのだけど、天然水は何の関係もなく、”専用の池で自然の冷気で作った氷”が天然氷なんだとか。
言葉で書いてしまうとそれほど難しいように聞こえないかもしれないけど、池の底に張る土づくりから始まって、適温で納得がいく氷が張るまで何度でもやり直し、納得できる氷ができたら半月以上も毎朝清掃して作り上げる氷は、普段冷蔵庫で作っている氷と同じ漢字をつかうのが申し訳ないほどの人手がかかって作り上げられています。あまりにも手間がかかりすぎるせいか、いまでは日光市内で天然氷つくりを続けているのはわずかに3軒を残すのみなんだとか。
というわけで、早速「日光天然氷のかき氷」を注文してみました。
オーダーが通ると店内にある電動かき氷機で、調理!?開始。その様子を撮影したのが以下の動画です(音はありません)。
最初にシロップを入れ、その後氷をかき、一定量溜まったところで再度シロップを投入。
今回は練乳オプション+50円を追加しているので、最後に練乳が加えられました。
ちなみに「日光天然氷のかき氷」には、栃木のいちごの新品種であるスカイベリー味と季節のフレーバーの2種類があるようなのですが、季節のフレーバーは選べないとのことでスカイベリー味をオーダーしています。
出来上がった氷はお盆に載せて渡してもらえます。とちまるショップ内には食べるスペースはない為、お店の前にあるベンチで食べるか、少し歩いて外のスカイアリーナ(4Fにあるソラマチの中庭のようなイベントスペース)で食べるかの2択になります。
僕らは天気も良かったのでスカイアリーナで食べることを選びました。
完成した「日光天然氷のかき氷(スカイベリー+練乳)」がコチラ
写真ではわかりづらいかもしれませんが、かなりでかいです。
器は小ぶりなバケツ程度の大きさがあり、その上に覆いかぶさるようにかき氷が・・・
娘と二人で1つを食べるつもりで注文したのですが、最初見たときは二人でも食べきれないかと思いました。
また制作過程でもお伝えした通り、シロップを完成後にかけるのではなく、氷をかいている途中に入れるので、乳白色のかき氷の中で赤いランプがともっているような独特の色合いに仕上がっています。
スプーンに掬ってみるとこんな感じ。
通常のかき氷と違って氷がつぶつぶしておらず、繊維が積み重なっているような見た目です。
口に含むと氷のきめ非常にが細かく、一瞬で溶けてしまいます。
反対にシロップは液体だけでなく、果肉を含んだジャムのようになっており、かき氷が消え去った後にスカイベリーの味が長らく口に残ります。
シロップは人工的な味ではなく、自然で適度な甘みと酸味があり、大人のストロベリーといった味わいです。
練乳がかかっていると適度な甘さが加えられるので、お子様連れの方は練乳がけの方がいいかもしれません。
とにかく一瞬で口の中で溶けてしまうので、スプーンはどんどん進みます。
最初多すぎるかなと感じたボリュームでしたが、食べ終わるとやや物足りないほどでした。
値段はそれなりにしますが、価格に見合う独自性と美味しさを持ったかき氷です。
天然氷が尽きないうちに、ぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか。
■お得情報(2015年8月10日時点)
「日光天然氷のかき氷」を販売している「とちまるショップ」では、ふるさと割によりショップ内商品(一部除く)を3割引きで販売中。残念ながらかき氷や冷凍餃子は対象外ですが、レモン牛乳や地酒などは割引対象でやすく購入することが可能です。
期間限定のふるさと割。せっかくの機会なので、美味しいかき氷を味わうとともに栃木の名産品をお得に購入するのもいいと思います。
■天然氷のつくり方
日光チロリン村のHPに詳しく書かれています。興味のある方はぜひご覧ください。
◆販売店舗:とちまるショップ
◆賞味期限:すぐ溶けちゃうので10分くらい?
◆お値段:700円~(税込)/練乳は+50円
◆ソラマチ限定:No
◆おすすめ度:★★★★★