ソラマチができてからというもの、我が家の新定番スイーツの座を射止めたのが今回紹介する「お茶屋の抹茶わらびもち」。
抹茶という渋いテーマながらも小学生の子供たちのハートをがっちりつかみ、食前には「一番大きいのが自分のもの!」とばかりにお皿争いが勃発し、食後は残った「きなこ」と「黒蜜」を奪い合うほどの盛り上がりを見せます。
販売しているのは京都の老舗「京はやしや」、なんと宝暦3年(1753年)に創業らしいので2014年時点で創業261年の超ご長寿企業。抹茶やほうじ茶をベースにわらびもちはもちろん、焼き菓子や生菓子などを販売しています。
オンラインショップもあるので、焼き菓子や生菓子の一部は通販でも購入できますが「お茶屋の抹茶わらびもち」は合成着色料、保存料等を一切使用していないため日持ちがまったくせず、”店頭購入のみ”かつ”消費未期限は当日のみ”という贅沢仕様の一品です。
お値段もなかなかで、10個入り1,080円、5個入り540円(ともに税込)。小ぶりなわらびもちが一つ100円と思うと、おいそれとは購入できず、我が家の食卓に並ぶのは半年に1度くらいです…orz
なお値段に反して量はかなり控えめな感じなので5個入りで1~2人前といったボリュームになります。
今回は来客用に奮発して購入したものの、諸事情でお客様がいらっしゃらなかったので、久しぶりに家族で食べることができました。
前置きが長くなりましたが、いよいよ実食レポート行ってみましょう!
まずはパッケージから、
しっ、渋い…
値段の高さを感じさせない紙パッケージですが、しっかりと「宝暦3年創業」の文字が、、、っていうか宝暦って言われてもどんくらい昔なのかいまいちピンと来なくないですか?
そしてパッケージの裏面!
えっ、そんなの紹介しなくていいからって?いやいや高い商品ですから、少しもったいぶるんです。
保存方法欄に「冷蔵庫で保存し、本日中にお召し上がり下さい」の文字が!
お土産にするにも当日必食という高いハードルを乗り越えなければいけません。
いよいよ開封!
パッケージの中には
・抹茶入り京きなこ 1袋
・黒蜜 2袋
・わらびもち 10個
・串 1本
が入っています(10個入りの場合)。
見てください、このわらびもちの艶めかしいテカリ!
なお、わらびもちは結構張り付くので、お皿に取り分けるときは慎重に(私はきれいに盛り付けられたことはありませんが…)
おまたせしました、ようやく実食!
お皿に盛りつけたわらびもちに、付属の「抹茶入り京きなこ」「黒蜜」をドン。
「お茶屋の抹茶わらびもち」の最大の特徴は、その食感にあると思います。
適度に冷えたわらびもちは、口の中に入れると滑らかでみずみずしく、ものすごく柔らかいのですが、微妙な弾力を保持しています。
舌で押しつぶすと微妙に口に張り付くような感触を残しつつとろけていく感じです。
味はまず黒蜜の甘さが、わらびもちが溶けていくのと合わせてしつこさなく広がっていきます。
わらびもちが溶けた後も残る「抹茶入り京きなこ」が、黒蜜の甘さを徐々に消し去り、最後は抹茶のほのかな苦さがやきなこの粒状感が余韻のように残り消えていくといった感じです。
わらびもちというと、いかにも和菓子らしく、後を引く濃いめの甘さがイメージされますが、「お茶屋の抹茶わらびもち」にはそのようなしつこさはありません。
口触りもおもちというよりややムース的な感じになっていて、このあたりが子供たちにも受けているのではないかと思います。
きなこと黒蜜とわらびもちは、それぞれ味がついていて甘さの質が異なることと、粉、液、もちと異なる状態が交わることで複雑な味のハーモニーが感じられます。
一方でわらびもちだけでもしっかりと味がついているので、甘いものが苦手な方は何もかけずにわらびもちのさっぱりした甘みと食感を味わうのもありかと。
お値段高め、日持ちは当日となかなかのじゃじゃ馬スイーツですが、老若男女を問わない(我が家調べ)味は一度は実食の価値ありです!
日持ちがしない人気商品のため、夜18時頃には完売していることもありますので、購入する際には早めのご購入をオススメします。
ちなみに京はやしやは「ラゾーナ川崎」「東京ミッドタウン」「そごう横浜」「西武百貨店池袋本店」「東京駅 銀の鈴広場」などにも店舗を構えているようですので、ソラマチが遠い方はぜひお近くの店舗で購入してみてください。
◆販売店舗:京はやしや
◆賞味期限:購入当日
◆お値段:5個入り540円/10個入り1080円(ともに税込)
◆ソラマチ限定:No
◆おすすめ度:★★★★★
追伸:残念ながら閉店してしまいました…