独自の方法でつくる湯葉と生麩がウリの和惣菜店「宇豆基野(うずきの)」。
和惣菜というだけあって体に優しそうなんだけど、他ではあまり見たことないようなアレンジを加えられたお惣菜が並んでいるお店です。
お店の看板の下にも「湯葉」の文字が、
私自身は普段は魚より肉、和食より洋食派です。
が、後ほどレビューでご紹介する「生麩のペペロンチーノ」のように、ここのお惣菜は洋風のテイストで仕上げられているものも多く、洋食派の私でも店の前を通るたびに心惹かれるメニューが多くあります。
そんなメニューの中から今回選んだのは「ひつまぶしと出汁巻き玉子のお弁当」。やっぱ夏はウナギに限るっす!
購入した時間はいつものように、ソラマチのゴールデンタイム20時過ぎ。
比較的値段の高いメニューの多い宇豆基野のお弁当も「300円引き」の表示が、全品300円引きかと思いきや、「ひつまぶしと出汁巻き玉子のお弁当」だけは100円引きでした・・・
店員さん曰く、そもそも原価率の高いメニューらしく割引が難しいのだとか。
代わりかどうかはわかりませんが、おまけのお惣菜として「生麩のペペロンチーノ」をいただきました。
新感覚和惣菜店を名乗る宇豆基野らしく、聞いたこともない名前のメニューですが”生麩”と言えば宇豆基野の代名詞なのできっとうまいはずです。
ということで、家に帰ってレンジでチンした後の「ひつまぶしと出汁巻き玉子のお弁当」がコチラ
小ぶりのお弁当ではありますが、ご飯の上にはスライスされたウナギがぎっしり。
スライスのおかげかもしれませんが、とても1000円には見えないウナギの敷き詰め感。
安いうな丼だと、ご飯の表面積10に対してウナギ4位のこじんまり感ですが、こちらの弁当ではスライスが重なりあって敷き詰められているため、ご飯との表面積のバランスはご飯10に対して、ウナギ12~14程度に感じられます。
まずは敷き詰められたウナギを実食。
お弁当のウナギなので、さすがに店頭で食べるようなほくほく感はありませんが、レンジで温めたにも関わらずすごくやわらかで、溶けるような口あたり。
ちょっと小骨が残っているところもありましたが、噛めば溶けてしまう柔らかさでまったく気になりません。
お弁当にはウナギのたれもついていますが、かけずとも十分に味が染み込んでいます。
下に敷き詰めてあるご飯は、白飯ではなく茶色く色づいています。はじめはウナギのタレがかかっているのかと思ったのですが、味はほとんどありません。
米粒は若干もちもちしたような味わいに感じられましたが、自己主張はなく主役であるウナギを活かす地味なベースといった味わいです。
しっかりした味わいのウナギと、その味を引き立てる自己主張しないご飯。
ウナギだけだと口の中で一瞬で溶けてしまいますが、モチモチ感のあるご飯と一緒に食べることでバランスの良い味を長く楽しむことができるようになります。
一方ガリと柴漬けは主張の激しい味で、柴漬けはすっぱく、ガリは少しの時間引っ張るくらいの辛さでした。
ウナギと並ぶもう一つの目玉が「出汁巻き玉子」。
こちらは上品で優しい感じの塩味、甘みはほとんどありません。
しっかりしたタレの味がするウナギを食べている途中に、あっさりとした出汁巻き卵を食べるといいアクセントになり、お互いに美味しさが引き立っていきます。
最後のオマケの、新感覚和食「生麩のペペロンチーニ」ですが、柔らかいおもちのような食感です。味付けは上品であっさりした焼肉のタレ?のような感じ。
これまで食べたことがない、独特な味わいのお惣菜でした。
総じて優しくあっさりした味付けなのですが、味、ボリューム共に不足なく大変満足感を感じられるものでした。
宇豆基野にはまだまだ多くの惣菜や弁当があるので、再度別メニューにも挑戦してみようと思います。
☆☆☆お得情報☆☆☆
20時過ぎの店内ではお弁当が~300円引き、お惣菜パックが3個で1,000円など、割引価格で購入できることがあります。美味しいながらも値段はやや高めのお店なので、20時過ぎのゴールデンタイムを活用してお得にたくさん食べたいものです。
◆販売店舗:宇豆基野
◆賞味期限:購入当日
◆お値段:1000円(税込)
◆ソラマチ限定:NO
◆おすすめ度:★★★★★