ソラマチに通って早や数百回。
訪れる度に目の前を通っているのに、一度も立ち寄ったことのなかったお店が今回ご紹介する米粉パン専門店「和良（わら）」。
メインの入口から入ってすぐにあるお店なのですが、エレベーターの脇に位置していることや、なんとなく地味の店構えで丸二年以上スルーしてました。
たまたま喉が渇いたので飲み物を探していると「醤油サイダー」という怪しげな看板が目に止まり、一体何のお店だっけ？と思って飲み物を買いがてら（残念ながら醤油サイダーではなく、子供たちの要望で白桃サイダーに日和ました…）、試食に出ていたパンを一口。
「旨い！」
というわけで、一つ買ってみることにしました。
米粉パン専門とはいえ、パン屋さんなので、食パンから総菜パン、ケーキに至るまでメニューは豊富。もちろんすべて米粉パンですが、種類はざっと30種類くらいでしょうか。
その豊富な種類から栄えある実食第一食目に選ばれたのは「米粉おにぎりパン チリコンカン」。
ひき肉と豆をトマトとチリパウダーで煮込んだ「チリコンカン」入りの米粉パンです。
ちなみに和良の米粉パンはすべて写真のようにビニールで個装されています。これはご飯と同様にラップをしないと固くなってしまうからということなんだとか。
買ったパンは家に持ち帰りましたが、そのまま食べてはもったいない。食べる前にレンジでチン！
これにより、ふんわりしっとりした食感が戻るそうな。
ということで、レンジでチンした後早速実食へ！
こちらが個装をとった「米粉おにぎりパン チリコンカン」。
ちなみにレンジでチンすると、見た目もふっくらして美味しそう感がアップします（写真は残念ながらレンジ前）。
おにぎりパンの異名を持つだけに見た目は三角。おにぎりよりは大きいですが総菜パンとしては小ぶりで、大人が食べるには2-3個は食べないと満足感が得られないかもしれません。
まずは米粉パンを味わうべく、具材の無い端っこ部分をパクリ。
米粉パンって（試食以外では）初めて食べたのですが、一口で普通のパンとは違いが分かるくらい、食感が違います。
普通のパンは割とぱさぱささっぱりな味わいですが、米粉パンはしっとりかつもちもち。ねっとりした噛みごたえがあります。味はわずかながら甘みがある感じでしょうか。
日本人だからもしれませんが、普通のパンに比べ馴染み安く体にも優しい感じがします（あくまで主観です）。
試食で感じた「旨い」は瞬発力的なものではなく、自分の味覚や体に合っているパンに出会ったという本能的なものだったのかもしれません。
（和良でなくとも）米粉パンを食べたことがないという方がいれば、ぜひ一度試してみることをお勧めします。
米粉パンの旨さをひとしきり堪能したとは、いよいよ具材と一緒に実食。
チリビーンズ好きとしては、この美味しい米粉パンがチリコンカンと出会うことでどんなハーモニーになるのか、非常に期待の高まります。
ちなみにこちらが中身の様子。
薄いですがパン全体にチリコンカンが敷かれていて、最後までパンとのハーモニーが楽しめそう！
ということでパクッ！
想像以上にチリが効いていて、初手から辛い感じ。やや甘めの米粉パンとの組み合わせなので、敢えての辛目なのでしょうが、米粉パンの甘みを感じる余裕はあまりありません…
チリコンカンには具材としてひき肉と豆が入っていますが、味はしみているものの煮込まれすぎた感はなく、豆やひき肉の食感も楽しむことができます。
辛めのチリコンカンと米粉パンの組み合わせは、なんとなくご飯とチリビーンズを一緒に食べているような、パン食らしからぬ味わいです。
辛目なことは確かですが、チリビーンズ好きで辛目もOKな私的には全然有な味。ビールと一緒に食べたくなる総菜パンです（笑）。
子供には不評な辛さでしたが、辛いもの好きな方や晩酌のおかずにオススメな一品です。
☆☆☆お得情報☆☆☆
パン一つ当たり150~250円くらいと普通のパンより若干高めの値段設定ですが、夕方あたりから惣菜パンや食パン、シフォンケーキなどをセットにした「お楽しみセット」が販売されます。
米粉パンが5個程度入って500円（税込）なので、かなりリーズナブルに米粉パンを楽しめます。
◆販売店舗：米粉パン専門店 和良（わら）
◆賞味期限：（たぶん）購入当日
◆お値段：米粉おにぎりパン チリコンカン210円（税込）
◆ソラマチ限定：NO（自由が丘が本店だそうです）
◆おすすめ度：★★★★